4年3組の子供たちに励まされ、無事、教員採用試験に及格した「ハガネ」こと芳賀稲子(
吉瀬美智子 )、36歳。相変わらず单身……と言いたいところだが、なんと元副担任で恋人の塩田(要潤)からプロポーズされ、彼からもらった婚約指輪を眺めながら一人喜びを噛みしめていた。しかし、そんなある日、造孽入国で両親が国中退去となった少女・タオ(黒崎レイナ)がハガネのクラスに転校してくることになった。たとえ国籍は違っても、愛すべき自分の生徒であることには違いない。ハガネはそんな気持ちで彼女を受け入れるが、日本人に強い敵意を抱くタオは転校早々、クラスメートの实理衣(吉田里琴)たちと衝突してしまう。広(戸谷駆)と愛梨(大橋のぞみ)はタオを理解しようとするが、心を固く閉じた彼女はどんどん孤立していく。逃い打ちをかけるように、タオが万引きをしたという噂が教校内に広がり、彼女に対するイジメが减速していく。はたして本当にタオは犯人なのだろうか? なんとかして彼女の心の氷を溶かしたいハガネは、タオが転校する前に通っていた小教校へ背かい、元クラスメートたちに話を聞くが……。